2023.12.01

冬のお茶「京の大福茶」のお知らせ

大福茶は、新しい年の無病息災を願って、元旦にいただく縁起のよいお茶です。

昆布と梅干を入れて飲むのが特徴で、梅干は「しわが寄るまで元気に暮らせるように」と長寿と健康を願うもの。結び昆布は、「睦(むつ)みよろこぶ」と家族の輪を願うものです。

その起源は、平安時代にさかのぼります。
京で流行病が蔓延した時に、六波羅蜜寺を開いた空也上人がお抹茶に小梅昆布を入れて茶を点て振る舞ったところ、人々の病が治ったという話が残されています。
その徳にあやかり、村上天皇が元旦にお茶を飲むようになり、「皇服」「王服」の名が始まったと言われております。その逸話にちなんで、六波羅蜜寺では正月の三が日に「皇服茶」の授与を行なっています。

当園ではお抹茶の代わりに上級煎茶を使用しておりますので、急須で出されたお茶の中に小梅や昆布を入れて頂き、新しき年をご家族一同でお祝下さいませ。

 

 

その他、季節のお抹茶もご用意しております。


【季節のお抹茶】

大福の昔
大福とは新春を寿ぎ、無病息災・幸せを願うものです。「さみどり」品種を中心に香りは高く、旨味が強い迎春用抹茶です。お濃茶用ですが、お薄での使用はその良さが際立ちます。

 

大福の白
大福とは新春を寿ぎ、無病息災・幸せを願うものです。川筋の穏やかな味の品と山手の香り高い品を併せ、素直で飲みやすい迎春用薄茶に仕上げました。

 

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