当園オリジナル"宇治急須"をリニューアル致しました。
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急須の網の部分を上部まで穴をあけ、最後までしっかり注げる工夫だけでなく、
穴を底までしっかり開け、さらに急須の底に傾斜をつけています。
また、口の部分にふところを設けることで、絞り切れなかったお茶が底を流れ、ふところに溜まるようになっています。そうする事により、注ぎ終わったあとに茶葉と湯が分離し、二煎目以降も美味しく飲む事ができます。
上記の特徴が認められ、昭和58年には発明奨励賞を受賞致しました。
お茶を美味しく飲むことができる急須として、多くのお客さまにご愛顧いただいておりましたが、これまで製作をお願いしておりました窯元さんの廃業により、やむを得ず当園も販売を中止せざるを得ない状況が続いておりました。
その後、この宇治急須を復活させるべく、京都だけに留まらず、日本各地の焼き物の産地を巡り、復刻に約1年の年月がかかってしまいましたが、今回、有田焼・宝泉窯 協力のもと、完成に至っております。